朝ご飯をさっさと片付け、晴れ晴れとした気分で玄関のドアを開け
2014年2月22日 友達 ……やっぱりただの欲望だ、言い訳無用。
朝ご飯をさっさと片付け、晴れ晴れとした気分で玄関のドアを開け、小躍りするように歩いていると、
「っ!」
何かが飛んできた!
電柱に突き刺さっている……。未知なる脅威からの攻撃かと一瞬思ったけれど、それが何かを確認すると違うとわかった。
かんざしだ。赤い花型の。そして紙が結え付けられている。
攻撃ではないとわかったからといっても、どんな意図で矢文など仕込んだのかは果てしなくわからない。
引っこ抜いて紙を広げてみる。筆ペン字で、なかなかの達筆だった。
『おはよう 浮気しないように朝から一緒に登校する』
「……そうなんだ。わーい、こんなに想われてて嬉しいなー」
棒読みで呟いた後、乾いた笑いをしてしまった。
また新たなキャラ変化かとも思ったけれど、素でもやりそうな気はするので、どうにもわからない。
かんざし投擲よりは遥かに遅い速度で、百目鬼真紅は向かってきていた。その表情と行動は、凛々しくもあり、幼くもあり、独占欲があって、優しく、素直じゃなくて、とても彼女らしかった。
朝ご飯をさっさと片付け、晴れ晴れとした気分で玄関のドアを開け、小躍りするように歩いていると、
「っ!」
何かが飛んできた!
電柱に突き刺さっている……。未知なる脅威からの攻撃かと一瞬思ったけれど、それが何かを確認すると違うとわかった。
かんざしだ。赤い花型の。そして紙が結え付けられている。
攻撃ではないとわかったからといっても、どんな意図で矢文など仕込んだのかは果てしなくわからない。
引っこ抜いて紙を広げてみる。筆ペン字で、なかなかの達筆だった。
『おはよう 浮気しないように朝から一緒に登校する』
「……そうなんだ。わーい、こんなに想われてて嬉しいなー」
棒読みで呟いた後、乾いた笑いをしてしまった。
また新たなキャラ変化かとも思ったけれど、素でもやりそうな気はするので、どうにもわからない。
かんざし投擲よりは遥かに遅い速度で、百目鬼真紅は向かってきていた。その表情と行動は、凛々しくもあり、幼くもあり、独占欲があって、優しく、素直じゃなくて、とても彼女らしかった。
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